鵜呑みにしないで

先日のブログで、ネットの情報を鵜呑みにしないでほしいと書きましたがその理由を。

ネットでのクエッションに対しアンサー出来る人は、自転車を続けている人なんです。

答えてる人たちは、遠回りしたことを後悔しての答えだと思いますが、その陰で買って後悔した人も沢山いるはずです。

自転車が趣味として続かなかって後悔したと言う人は、そもそも答えないんです。

コロナ過で「密にならない移動手段」として、スポーツバイクを含め沢山自転車が売れたそうです。

ママチャリが安く買えるのに、わざわざ高価なスポーツバイクを購入した人は、密にならない移動手段ついでに、「趣味として始めてみようかな?」という気分で購入したと思うんです。

でも、コロナ過が過ぎた今、マンションの駐輪場や家の軒先に、埃を被りサビサビになったスポーツバイクを沢山見かけます。

コロナ過では、ママチャリを含め、結構な数の自転車通勤してるんだろうなという人を通勤時間帯に見かけましたが、昨今はコロナ以前と変わらない数しか見ることはありません。

通勤時間帯以外でも、増えたイメージはありません。

それぐらい趣味として続く人は、少ないんだと思います。

まず、最低でも10万円以上の物を買えと言う意見に関して。

確かに、安い自転車に比べると、金額が上がれば上がるほど性能はよくなっていきます。

また、安い価格帯のスポーツバイクは、「なんちゃって・もどき」などと表現されスポーツバイクの形にママチャリ用の部品で構成されていたり、フレーム本体もスポーツバイクではあまり使われない素材で作られていて重かったり、強度不足などの問題点もあります。

そして、ほとんどの場合10万円以上からじゃないと、コンポーネント(ギヤやシフトレバーなど)は、スポーツバイク用のコンポーネントじゃない製品が付属されています。

前回のブログでも書きましたが、スポーツバイクは耐久性より性能を取っているため、作動の正確さや抵抗感の少なさに差が出ます。

でもね、今から趣味で自転車始めようと言う人が、重量の差や強度の差なんて気にしなくてもスポーツバイクの形であれば、スポーツバイクの片鱗は味わえると思うのです。

なぜなら、スポーツバイクの形自体が自転車に乗って走るということに関して最適な形に作られているのです。

強度の問題があるので、いきなりハードな乗り方をするのは少し不安がありますが、初心者がそこまでハードな乗り方を出来る技術があるとは思えないので大丈夫かと思います。

ママチャリの性能が1だとすると、もどきは3・10万円以上は5位の性能だと思ってください。

1しか知らない人は、5の性能が果たして5なのか3なのか、分からないでしょ?

1から3、3から5に遠回りすることでわかることもあるんです。

次に、どうせすぐにロードバイクが欲しくなるからクロスバイクは買わないほうがいいについて。

これって、上の方にも書きましたが、遠回りしてでも趣味として続けた人の意見なんです。

どんなことがあっても、趣味として続けるという鋼のメンタルをお持ちの方はすぐにロードバイク買ってください。😆

鋼のメンタルをお持ちでない方は、クロスバイクから始めるのも良い選択肢だと思います。

このブログを読んで頂いてると言う事は、ご存じかと思いますが、ロードバイクはクロスバイクに比べ、細いタイヤで重量を支えるために、空気圧が高くクッション性が低いので、路面の凹凸をもろに受け振動はすべて自身の体で受け持つことになります。

また、ロードバイクは前傾姿勢なので体幹の筋肉ががしっかり付いていないと、距離を走るとかなり疲れます。

これって、もっと快適に遠い場所に行けると思ってたとか・・・

思ったよりしんどいからと自転車から離れる理由にもなるんです。

それなら、ロードバイクより快適なクロスバイクから初めて、続けて行く事により自転車に必要な筋力が付いてからロードバイクにステップアップしても良いんじゃないでしょうか?

それに、クロスバイクなら最悪、趣味として続かなくても、色々追加の部品がいりますが、普段使いの自転車にもなります。

自転車が趣味として続いていて、遠回りしても続けている人は、その人に自転車というものが合ってたからだと思うんです。

そもそも、自転車が趣味として合わなかった人は、ネット上に情報など公開しないので、鵜呑みにするのはどうかと思います。